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現代社会(共同体を考える5)

 戦後の日本社会を「農村から都市への人口大移動の歴史」と捉えた広井(2009)は、
「農村から都市に移った人々はカイシャと核家族という‘都市の中の農村(ムラ)を作っていった。
カイシャや家族といったものが‘閉じた集団’になり、それを超えたつながりがきわめて希薄になっていった。
そしてさらに、そうしたムラ社会の単位が個人にまで縮小し、
人と人の孤立度が極限まで高まっているのが現在の日本社会ではないだろうか」と、分析している。
※広井良典[2013]『コミュニティを問いなおす : つながり・都市・日本社会の未来』 ちくま新書

 1970年代後半、オイルショックにより、先進諸国の産業構造は大きく変化した。
近代化によって達成された豊かさはリスク要因となり、
さまざまな問題が人間や社会に影響を与えた。
さらに、グローバリゼーションによる長期不況、長期失業。
少子化による現役世代の減少。
限られた予算で、福祉的救済の需要に対応することが、先進国に共通する課題となっている。
 
2000年代前後から、議論が活発化してきた「格差・貧困」の問題について新谷(2010)は、
「人々は『格差社会』が声高に叫ばれれば、それに対して個人的に対処しようとする。
そして、その意思と用いることのできる資源は、経済資本、文化資本などによって規定されている。
それゆえ、むしろ格差の拡大を導いてしまう可能性が高い」と捉えている。
※新谷周平[2010]『労働 : 若者の現在』第五章
『新しい「階級」文化への接続:「動物化」するわれわれは「社会」をつくっていけるのか?』 日本図書センター

 現代の日本社会における「うつ病」など精神疾患を患う労働者および失業者の増加について、
伊原(2015)は、「『ムダ』=『あそび』が社会から削り取られ、
先の見えない競争を強いられ、賃金や資産の格差が拡大し、
それらに起因する『ムリ』を押しつけられた部位の『弱さ』が表面化した現象の
一つとして認識すべき」であると述べている。
※伊原亮司[2015]『私たちはどのように働かされるのか』 こぶし書房

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